米ドル・円

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米ドル・円は、イラン情勢の緊迫化を受けた「有事のドル買い」の動きに加えて、原油高に伴って米長期金利の上昇が続き、日米金利差拡大期待が拡がる中、円売りドル買いの動きが継続。3月27日に政府・日銀が円買い円買い介入に踏み切った2024年7月10日以来、1年8ヶ月ぶりに160円台を回復しました。

財務省の三村財務官が「為替市場で投機的な動きが高まっているという声が聞かれる」と指摘。「この状況が続けばそろそろ断固たる措置も必要になる」と述べ、財務官就任以来初めて「断固たる措置」という表現を使用したことから、政府・日銀による円買い介入への警戒感が強まり、上昇が一服。

また、トランプ米大統領が対イラン軍事作戦の早期終結の可能性を示唆したことでドルが買い戻される中、4月1日に158.27円まで円高が進む場面も見られております。

ただ、トランプ氏が米国民向けの演説で「目標達成は近づいている」と強調した一方、「今後2~3週間は激しく攻撃する」と述べたことから、戦闘の早期終結期待が後退。ドルが買い拾われる中、159円台を回復しました。

日銀が3月30日に公表した3月会合の「主な意見」はタカ派的だったとの見方から、4月の会合で日銀が利上げに動くとの見方が拡がっております。また、政府・日銀による円買い介入への警戒感も依然強いようです。一方で、原油価格の高騰で日本の貿易赤字が拡大するという見方から、円が売られやすい状況が続いております。

引き続き中東情勢に関するヘッドラインに揺さぶられる展開が続きそうですが、再度160円台を回復するようですと、2024年7月8日の161.95円を意識した動きになることも想定されます。

なお、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、大口投機家のIMM通貨(円)のネット・ロングは3月24日時点で前週比4974枚増加のマイナス6万2806枚と、5週ぶりに増加に転じました。ただ、4週連続でネット・ショートとなっております。

 

IMM円のネット・ロング

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