米ドル・円

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米ドル・円は、4月7日に6営業日ぶりに160円台に乗せる場面も見られたものの、米国とイランの2週間の停戦合意を受けて、「有事のドル買い」が一服。ドルが主要通貨に対して売られる中、4月8日に157.88円まで円高が進む場面も見られております。

ただ、停戦合意後も各地で交戦が続いていることに加えて、ホルムズ海峡が依然として安全に航行出来る状況ではなく、原油価格が高止まりしていることからドルが買い拾われた模様。

市場では原油価格は当面高止まりが続くとの見方が依然多いようです。そのため、エネルギーの輸入依存度が高い日本にとって、原油高は貿易収支を悪化させるとの見方から円が売られ易くなっております。実需のドル買いも相場の下支えになっている模様。

一方で、政府・日銀による円買い介入への警戒感は根強く、狭いレンジの値動きが続いております。テクニカル的にMACDはデッド・クロスを維持しており、このままレンジを脱し切れないようですと、ラウンド・トップを形成する可能性もありそうです。

目先は11日にパキスタンの首都イスラマバードで開催される予定の米国とイランの和平協議が進展するか注目されます。レバノンを含む停戦やイランのウラン濃縮、ホルムズ海峡の管理を巡って両国の認識のずれが露呈し始めており、イスラエルの存在が交渉の大きな障壁になりつつあるとの見方も出ております。

停戦合意の実効性に懐疑的な見方が多い中、半歩でも交渉が進展すればアナウンス効果は大きく、短期的に90日平均線まで円高が進むことも想定されます。一方で、交渉に進展が見られないようだと円売りドル買いの動きが強まり、再度160円台に乗せてきそうです。2024年7月8日の161.95円を意識した動きになることも想定されます。

なお、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、大口投機家のIMM通貨(円)のネット・ロングは3月31日時点で前週比1万0066枚減少のマイナス7万2872枚と、減少に転じました。ただ、5週連続でネット・ショートとなっております。

 

IMM円のネット・ロング

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