トランプ米大統領は6月24日にSNSで、イスラエルとイランの間で停戦が発効したと発表。「停戦が発効した。どうか違反しないでほしい」と表明し、イスラエルとイランに攻撃の自制を求めております。ただ、双方はトランプ氏の発表直前までミサイル攻撃を継続。予断を許さない状況が続いております。
トランプ氏は23日に、イスラエルとイランが「完全かつ全面的な停戦」に合意したと発表。6時間以内に軍事作戦を縮小した後、イランが攻撃を停止し、12時間後にイスラエルも攻撃をやめ、24時間後に「戦争を終結させる」という合意内容を公表。段階的な実現を通じ、緊迫する中東情勢の沈静化を目指す姿勢を示しました。
なお、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は23日に、カタールで米軍が駐留するアルウデイド空軍基地を標的にミサイル攻撃を行ったと発表。イランの最高安全保障委員会(SNSC)は23日の声明で「攻撃に用いたミサイルの数は米国がイランの核施設攻撃で使った爆弾の数と同じだ」と指摘。イランが発射したミサイルは14発で、米軍が22日にイランの核施設に投じた地下貫通弾(バンカーバスター)も14発でした。「友好国カタールやカタール国民には脅威を及ぼさない」と訴え、アラブ諸国と敵対の意思はないと配慮も示しました。
米ニュースサイト「アクシオス」によれば、イランは基地攻撃を前にカタール側と連絡を取り、米国には事前通告されていた模様。トランプ氏は「イランが事前に通知してくれたおかげで、死傷者が出なかったことに感謝したい」と述べた上、「世界よ、おめでとう。平和の時だ」とも表明し、さらなる報復は行わない姿勢を示しております。
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