英国の政策金利

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英イングランド銀行(BOE、中央銀行)は金融政策委員会(MPC)を開催し、5月8日に政策金利を0.25%引き下げて、4.25%にすると発表しました。利下げは2月以来2会合ぶり。2023年3月以来の水準となっております。9人の委員のうち、賛成は5人。反対の4人のうち2人は0.50%の利下げを主張。残り2人は据え置きを主張。

声明で、「国内物価と賃金の上昇圧力はおおむね鈍化を続けている」と指摘。利下げ後の金利水準は「インフレ圧力が強まった場合に、抑制するのに十分な金融政策スタンスを残す」との考えを示しました。米国の高関税政策に伴う影響については「英国の成長とインフレへの悪影響は小さい」としております。

声明公表後の記者会見で、ベイリー総裁はインフレ圧力の低下を根拠に利下げに踏み切ったと説明。また、「英国経済は非常に開放的だ」とし、世界貿易の不確実性が及ぼす世界経済の成長鈍化が「英国の輸出需要を減少させ、国内の経済活動に影響を与える可能性がある」と述べております。

 

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