英金融大手HSBCは10月15日付レポートで、2025年金平均価格見通しを1オンス=3355ドルと予測。従来見通し(3215ドル)から上方修正しました。2026年も3950ドルに上方修正(従来見通しは3125ドル)。「地政学的リスク」の高まりや世界景気の先行き透明感に伴って「安全資産」として需要が高まっていることや、ドル安が理由。
なお、HSBCは「公的部門による金購入と、機関投資家による分散投資需要に支えられ、2026年も金価格の上昇が続くと見込まれる。米国やその他主要国の財政赤字拡大が金需要を押し上げており、地合いは依然として強気だ」としております。
ただ、「地政学リスクやドル離れを背景に、中央銀行による(金への)需要は高止まりする公算が大きいが、2022~2023年のピーク時は下回る」と予想。また、FRBの今年と来年の利下げ回数が、現時点の予想を下回った場合、金価格の上昇が抑えられる可能性があるとしております。
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