金標準
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金標準(期先)は前営業日比926円安の19413円で終了となり、大幅続落。NY市場の大幅安に加えて、円高基調が強まる中、直近安値19707円(10月22日)を割り込んだことを受けて下げ幅を拡大。19413円まで下げるなど、安値引けで終了。終値ベースでは10月10日以来、11営業日ぶりに20000円を割り込んでおります。
200日平均線との上方乖離率は22.90%と、依然として節目の20%を上回って推移。また、MACDが下げ基調を強める中、目先は8月20日の安値15855円から10月20日の高値22288円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値押し水準19072円を維持出来るかが焦点となりそうです。
なお、ブルームバーグ通信によると、ワールド・ゴールド・カウンシルの市場ストラテジストであるジョン・リード氏は、京都で開催されたロンドン貴金属市場協会(LBMA)主催のフォーラムで、中央銀行の需要が以前ほど強くなく、より大幅な調整となれば投資家は歓迎するかもしれない」と指摘した上で、3500ドルが「金相場にとっては健全な水準だろう。それでもまだ途方もなく高い価格だ」と述べた模様。
白金標準
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白金標準(期先)は前営業日比356円安の6970円で終了となり、反落。9月25日以来、1ヶ月ぶりに7000円を割り込んで終了しております。
MACDが下げ基調を強める中、8月4日の安値5686円から10月17日の高値8250円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値押し水準6968円を割込みつつあります。このまま7000円台に戻せないようですと、ここまで貴金属相場を牽引してきた金相場は調整安が続いているだけに、61.8%押し水準6665円割れを試すことも想定されます。その場合、8月20日を起点としたアップ・トレンドを形成出来るか注目されます。
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