中国のインフレ率

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中国国家統計局が発表した11月中国消費者物価指数(CPI)は、前年同月比0.7%上昇。食品の値上がりを背景に、2ヶ月連続でプラスとなりました。上げ幅も前月(0.2%上昇)から加速。ただ、景気の低迷で消費者は財布のひもを緩めておらず、デフレ懸念は依然燻っております。食料品は0.2%上昇と、プラスに転じました。天候不順で野菜価格が14.5%上昇。果物や牛肉も値上がりしております。

一方、価格変動の激しい食品とエネルギーを除いたコアインフレ率は1.2%上昇と、上げ幅は前月と変わらず。なお、11月中国卸売物価指数(PPI)は同2.2%下落と、38ヶ月連続でマイナスとなっております(前月は2.1%下落)。

なお、中国共産党は12月8日に習近平総書記(国家主席)が主宰する中央政治局会議を開催し、2026年の経済政策などについて議論。2025年と同様に、「より積極的」な財政政策と「適度に緩和的」な金融政策を引き続き実施していく方針を示しました。なお、今月中に、2026年の経済政策運営に関する基本方針を決める中央経済工作会議が12月中旬に開催される予定。

 

 

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