もうはまだなり、まだはもうなり

世界の金ETFの金保有残高（月別）

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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル（WGC）が5月8日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、4月末の世界の金ETF（上場投資信託）関連（198銘柄）の金保有残高は前月末比115.33トン増加の3560.76トンと、5ヶ月連続で増加。月末の残高としては、2022年8月（3662.16トン）以来2年8ヶ月ぶり高水準となりました。

世界の金ETFの金保有残高（月別、前月比）

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地域別で見てみると、最も増加した地域はアジアで、同69.62トン増と、5ヶ月連続で増加。月末の残高としては過去最高を更新しております。なお、中国は同64.77トン増の202.98トンと、3ヶ月連続で増加。前年末比では88.24トン増加。

北米は同44.21トン増加。3ヶ月連続で増加となり、月末の残高としては2022年8月（1836.96トン）以来の高水準。また、その他地域は同2.16トン増と、4ヶ月連続で増加となり、2009年12月（70.51トン）以来の高水準となっております。一方で、欧州は同0.67トン減と、4ヶ月ぶりに減少に転じました。

銘柄別で見てみると、調査対象の198銘柄のうち、2025年4月は112銘柄が前月末から増加し、47銘柄が減少。39銘柄は変わらず。最も増加したのは「Huaan Yifu Gold ETF（中国）」で前月末比19.46トン増加。一方で、最も減少したのは「Invesco Physical Gold ETC（英国）」で同5.86トン減少。

中国の金ETFの金保有残高（月別、前月比）

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世界の金ETF　地域別金保有量（月別）

※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成

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