ADP全米雇用報告

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米民間雇用サービス会社ADPが7月2日に発表した6月全米雇用報告によると、非農業部門雇用者数(季節調整済み、政府部門は除く)は前月比3.3万人減少と、市場予想(9.5万人増)を大幅に下回りました。なお、雇用者数の減少は2023年3月以来、2年3ヶ月ぶりとなります。

ADPの統計と米労働省の統計は相関性が低いため、4日が独立記念日となることから、今晩発表される6月米雇用統計の内容を必ずしも反映するものではないとみられておりますが、ADPの結果を受けて、市場では雇用統計も下振れするとの懸念が拡がっているようです。

なお、市場予想では、非農業部門就業者数は前月比11.0万人増と、前月(速報値、13.9万人増)から伸びが鈍化するとみられております。失業率は4.3%と、前月(4.2%)からやや悪化する見込み。

仮に、米雇用統計も市場予想を大幅に下回るようだと、7月のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ再開期待が高まりそうです。

 

 

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