米消費者物価指数

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米労働省が9月11日に発表した8月米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比2.9%上昇。伸び率は前月(2.7%上昇)から加速したものの、市場予想(2.9%上昇)と一致。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は同3.1%上昇と、伸び率は前月と変わらずでした(市場予想は3.1%上昇)。

関税の影響を受けやすいモノの価格はエネルギーと食品を除くベースで同1.5%上昇(前月は1.2%上昇)、エネルギーを除くサービス価格は同3.6%上昇(前月は3.6%上昇)。食品は同3.2%上昇。約2年ぶりの高い伸びになっております。

瞬間風速を示す前月比では全体は0.4%上昇(前月は0.2%上昇)、コア指数は0.3%上昇(前月は0.3%上昇)。トランプ米政権が引き上げた関税が徐々に消費者に転嫁されつつあるようです。

 

NY連銀 米期待インフレ率

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なお、NY連銀が9月8日に発表した8月米消費者調査によると、1年先の期待インフレ率は3.20%と、前月(3.09%)から上昇。2ヶ月連続で上昇しました。「トランプ関税」の影響で足元の物価指標が高止まりしていることが要因とみられております。

中期的な見通しを示す3年先の期待インフレ率は3.00%と、4ヶ月連続で横ばい。長期的な見通しを示す5年先の期待インフレ率は2.93%と、前月(2.88%)から上昇。2月以来6ヶ月ぶり高水準でした。

 

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