世界の金準備
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有力産金業界団体のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が、国際通貨基金(IMF)のデータを基に11月4日に発表したレポートによると、9月の公的機関の金準備は前月比33.25トン増加の36392.70トンと、増加に転じました。外貨準備に占める金の割合は24.20%で、前月(22.37%)から1.83%上昇。
9月のドル建て金平均価格は3654.4ドルと、前月(3367.9ドル)から286.6ドル上昇。前月から急騰したものの、米ドルへの信認が低下する中、引き続き多くの国が金準備を積み増した模様。公表されている金保有国ベスト100で、最も増加した国はブラジルで15.4トン増加、最も減少した国はウズベキスタンで4.4トン減少。
中央銀行の金購入量(前月比)
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国別にみると、主要国では中国は同1.2トン増と、11ヶ月連続で増加。ロシアは同3.1トン増加。増加に転じるのは2024年4月以来となりますが、前月減らした分を補充したようです。
インドは同0.2トン増と、3ヶ月ぶりに増加に転じました。トルコは同2.3トン増と、9ヶ月連続で増加。カザフスタンは同7.9トン増と、7ヶ月連続で増加。一方、ウズベキスタンは同4.4トン減と、減少に転じております。
欧州では、チェコは同1.5トン増と、31ヶ月連続で増加。セルビアは同0.4トン増と、5ヶ月連続で増加。アゼルバイジャンは同3.7トン増、3ヶ月ぶりに増加に転じました。キルギスは同0.4トン増加。ポーランドは2ヶ月連続で増減がありませんでした。
アジアでは、インドネシアは同14.8トン増と、2020年1月以来の増加となっております。フィリピンは同0.6トン増と、5ヶ月連続で増加。シンガポールは同0.6トン増と、2024年10月以来の増加となっております。また、モンゴルは同0.4トン増と、3ヶ月ぶりに増加に転じております。
中東では、イラクは同8.2トン増と、3月以来6ヶ月ぶりに増加に転じました。カタールは同0.8トン増と、3ヶ月ぶりに増加。UAEは同0.5トン増、エジプトは同0.2トン増となっております。
中南米では、ブラジルは同15.4トン増と、2021年7月以来の増加となっております。また、グアテマラは同6.1トン増と、2013年7月以来の増加。アフリカでは、ガーナは同1.1トン増と、7ヶ月連続で増加。一方、ナイジェリアは同0.1トン減少となりました。
中東諸国の金準備
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東南アジア諸国の金準備
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東欧諸国の金準備
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