米雇用統計

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米労働省が11月20日に発表した9月米雇用統計(季節調整済み)によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門就業者数は前月比11.9万人増と、前月(改定値、0.4万人減)からプラスに転じ、市場予想(5.0万人増)も大幅に上回りました。8月分は2.2万人増から0.4万人減、7月分は7.9万人増から7.2万人増に、それぞれ修正されております。

なお、FRBが重視する3ヶ月平均は6.2万人増と、2024年の年平均16.8万人増を大幅に下回っております。

失業率は4.4%と、前月から0.1ポイント悪化。2021年10月(4.5%)以来の高水準となっております。(市場予想は4.3%)。労働参加率は62.4%と、前月から0.1ポイント上昇。

 

米賃金とインフレ率

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インフレに影響する平均時給は前年同月比3.8%上昇。伸び率は前月(3.8%上昇)から横ばい。前月比では0.2%上昇(前月は0.4%上昇)。9月雇用統計は当初、10月3日に公表される予定だったものの、米政府機関の一部閉鎖の影響で発表が遅れていました。

◆10月米雇用統計の発表中止

米労働省は11月19日に、10月米雇用統計の発表を中止すると発表しました。政府閉鎖によりデータの収集が出来ず、失業率を含めた「世帯データ」は発表されないものの、非農業部門就業者数などは11月の雇用統計と共に公表されるとしております。9月米雇用動態調査(JOLTS)の発表も中止するとしました。なお、11月米雇用統計は12月16日、10月米雇用動態調査(JOLTS)は12月9日に発表される予定。

 

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