IMFの世界経済見通し
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国際通貨基金(IMF)は1月19日に、最新の世界経済見通しを公表。2026年世界成長率を3.3%と予測。昨年10月時点の見通しから0.2ポイント引き上げました。トランプ米政権の高関税政策の影響が徐々に弱まることや、人工知能(AI)の投資過熱などが成長を押し上げ、堅調な推移が続くとの見方が理由。2027年は3.2%で据え置いております。
グランシャIMFチーフエコノミストは、AIブームに関して生産性向上により2026年の世界成長率を約0.3ポイント押し上げる可能性に言及。一方で、投資減速や株価下落に転じれば約0.4ポイントの下振れリスクになるとの前回見通しでの試算に触れ、「今後もAIブームが続けばリスクが増大し、より深刻になる可能性がある」と警鐘を鳴らしております。
IMFの世界経済見通し(国別)
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国・地域別(2026年)で見てみると、米国は2.4%と予測。昨年10月時点から0.3ポイント引き上げております。大型減税関連法による財政拡大やAI投資に伴う株高が牽引するとの見方が理由。2027年は2.0%と予測(昨年10月時点は2.1%と予測)。
ユーロ圏は1.3%と予測。昨年10月時点から0.1ポイント上方修正。ドイツなどの財政拡大が下支えするとしております。2027年は1.4%で据え置き。
中国は4.5%と予測。昨年10月時点から0.3ポイント引き上げております。財政出動に加え、米国が合成麻薬関連の関税率を10%に引き下げたことが理由。2027年は4.0%と予測(昨年10月時点は4.2%と予測)インドは6.4%と予測。昨年10月時点から0.2ポイント引き上げております。2027年は6.4%で据え置き。
日本は0.7%と予測。昨年10月時点から0.1ポイント上方修正。高市政権による「責任ある積極財政」による歳出拡大を反映したとしております。2027年は0.6%で据え置き。
なお、IMFは2026年の世界インフレ率は3.8%、2027年は3.4%に低下すると予測(2025年は4.1%)。グランシャ 氏は、一段と緩和的な金融政策の余地が生まれると述べております。
IMFの世界経済成長見通し
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2025年 |
2026年 |
2027年 |
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世界全体 |
3.3% | 3.3%(+0.2) |
3.2%(0.0) |
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米国 |
2.1% | 2.4%(+0.3) |
2.0%(-0.1) |
|
ユーロ圏 |
1.4% | 1.3%(+0.1) |
1.4%(0.0) |
|
英国 |
1.4% | 1.3%(0.0) |
1.5%(0.0) |
|
カナダ |
1.6% | 1.6%(+0.1) |
1.9%(0.0) |
|
中国 |
5.0% | 4.5%(+0.3) |
4.0%(-0.2) |
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インド |
7.3% | 6.4%(+0.2) |
6.4%(0.0) |
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ブラジル |
2.5% | 1.6%(-0.3) |
2.3%(+0.1) |
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日本 |
1.1% | 0.7%(+0.1) |
0.6%(0.0) |
※豊トラスティ証券作成、カッコ内は昨年10月時点からの修正幅
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