OPEC加盟国の原油生産量
↓クリックすると拡大します↓
石油輸出国機構(OPEC)が9月11日に公表した月報によると、8月のOPEC加盟国の産油量は前月比日量47.8万バレル増加の日量2794.8万バレルと、5ヶ月連続で増加となりました。加盟12ヶ国中、増加した国は6ヶ国。減少した国は6ヶ国となっております。
OPEC加盟国の原油生産量
↓クリックすると拡大します↓
国別では、OPECの盟主であるサウジアラビアは前月比日量25.9万バレル増の日量970.9万バレルと、5ヶ月連続で増加。2023年6月(日量998.8万バレル)以来の水準を回復しております。
UAEは前月比日量8.6万バレル増、クウェートは前月比日量4.0万バレル増、イラクは前月比日量12.2万バレル増、ベネズエラは前月比日量1.2万バレル増となった一方、リビアは前月比日量0.6万バレル増、イランは前月比日量2.7万バレル減となりました。
OPECの世界原油需要見通し
↓クリックすると拡大します↓
2025年世界石油需要は前年比日量130万バレル増の日量1億0514万バレル、2026年は前年比日量138万バレル増の日量1億0652万バレルと、共に前月見通しで据え置いております。
中国の需要については、2025年は前年比日量20万バレル増の日量1685万バレル、2026年は前年比日量20万バレル増の日量1705万バレルと、共に前月見通しで据え置き。
OPECは、世界経済成長見通しも据え置き、安定した成長軌道にあることを示す兆候が続いているとしております。ただ、米国など主要経済圏での政府債務の拡大や米長期金利の上昇圧力が「近い将来の注意深い監視を必要とする可能性がある」と警告。米貿易政策を巡る不確実性についても、経済の重しとなる可能性を指摘しました。
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。