国別 世界の金需要(四半期別)

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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が10月30日に公表した「Gold Demand Trends」によると、2025年7-9月期の世界金需要(宝飾品と投資需要の合計)は前年同期比5.9%減少の686.8トンと、9四半期連続でマイナスとなりました。

2024年Q3と2025年Q3の金・宝飾品需要を比較してみると公表されている32ヶ国・地域内で、前年同期比で増加した国は16ヶ国、減少させた国は16ヶ国。最も増加した国はドイツで同6.2トン増加。一方で、最も減少させた国はインドで、同38.9トン減少。なお、中国は同7.0トン減少。

 

国別 金需要(四半期別)

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国別でみてみると、中国は同4.3%減少の157.6トンと、2022年4-6月期(140.6トン)以来の低水準。インドは同15.7%減少の209.4トンと、4四半期連続でマイナス。また、米国は同33.4%減少の31.8トンと、2019年1-3月期(31.3トン)以来の低水準となっております。

一方、欧州(CISを除く)は同30.1%増加の39.9トンと、3四半期連続でプラスに転じております。また、中東(サウジアラビア・UAE・クウェート・エジプト・イラン・その他中東地域の合計)は同1.9%増加の62.2トンと、3四半期ぶりにプラスに転じ、トルコは同3.3%増加の22.8トンと、7四半期ぶりにプラスに転じました。なお、日本は同3.9%増加の4.3トン。2024年4-6月期(8.3トン)以来の高水準となっております。

 

増減の大きかった上位5ヶ国(前年同期比)

増加させた国

減少させた国

国 名

前年同期比 国 名

前年同期比

ドイツ

6.2㌧ インド

-38.9㌧

タイ

2.8㌧ 米国

-15.9㌧

イラン

2.2㌧ 中国

-7.0㌧

韓国

1.5㌧ UAE

-0.9㌧

スイス

1.0㌧ ベトナム

-0.6㌧

※WGCのデータを基に豊トラスティ証券作成

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