日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比1011.35円安の3万7068.35円で終了。中東の複数メディアが「イラン領内の複数箇所で爆発があった」と報じたことを受けて、投資家のリスクオフ姿勢が強まる中、急落。2月9日(36897.42円)以来、2ヶ月ぶり安値で終了。下げ幅は(1011.35円安)2021年2月26日(1202円安)以来、3年2ヶ月ぶりの大きさとなっております。

一時36733.06円まで下げる場面も見られたものの、年初来安値を付けた1月4日安値32693.18円から年初来高値となっている3月22日の高値41087.75円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値押し水準36890.47円辺りでは買い拾う動きが見られた模様。

ただ、テクニカル的にMACDが下げ基調を強める中、中期トレンドを示す75日平均線や昨年10月30日を起点としたアップ・トレンドを割り込んでおります。また、「Wトップ型」のネック・ラインと見られていた3月12日の安値38271.38円を下回っただけに、節目の37000円を維持出来ずに、このまま一目均衡表の雲を下抜ける様ですと、61.8%押し水準35899.91円を意識した動きになることも想定されます。

なお、総務省が発表した2023年度平均の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が105.9と、前年度比2.8%上となりました。プラスは3年連続。伸び率は前年度(3.0%)から鈍化したものの、日銀が物価上昇目標とする2%は2年連続で上回っております。生活実感に近い生鮮食品を含む総合指数は3.0%上昇。生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は3.9%上昇と、1981年度(4.0%上昇)以来の高い伸びとなっております。

3月は前年同月比2.6%上昇。31ヶ月連続でプラスとなったものの、伸び率は前月(2.8%上昇)から鈍化しております。

 

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