金・白金
【NY金】
4月21日のNY金(中心限月)は前営業日比109.20ドル安の4719.60ドルで終了。米国とパキスタンの和平協議の先行きに不透明感が拡がる中、続落となった。世界最大の金ETFであるSPDRゴールド・シェアの金保有残高は前営業日比変わらずの1059.76トン。
ロイター通信は21日に、パキスタンのタラル情報・放送相がパキスタンの首都イスラマバードで予定されている米国とイランの2回目の和平協議について、イランが代表団を派遣するか、まだ正式な回答を受け取っていないと述べたと報じ、NYタイムズは、バンス米副大統領がパキスタンへの訪問を保留していると報じた。また、パキスタンのダール副首相兼外相が21日に、米国のベイカー駐パキスタン臨時代理大使と面会し、米国とイランの停戦期間の延長を検討し、対話と外交の機会を設けるよう呼び掛けたものの、トランプ米大統領は停戦延長を望まない考えを示していることから、戦闘長期化への警戒感が拡大。「有事のドル買い」が強まり、金は売られる展開になったようだ。
その後、トランプ米大統領がSNSでイランとの停戦を延長すると表明。新たな期限は明示せず、「イランとの協議の結論が出るまで」停戦を続ける方針を示した。米国軍にはイラン港湾に対する封鎖措置を続け、即応態勢を維持するよう指示したとも述べたものの、トランプ氏がイランとの停戦延長を表明したことを受けて、現在取引中の時間外取引で原油相場が反落に転じたことから、金相場は反発に転じている。
なお、独精錬大手ヘレウスプレシャスメタルズは4月20日付レポートで、「2025年から2026年初頭にかけての金価格の急伸は、投機的な動きを市場に呼び込んだ」とし、「投機筋が市場に増えたことで、平均的な市場参加者の投資期間が短縮。本来は安全資産への逃避が起きるはずの局面でも、金価格が逆の方向に動くケースが想定される」と指摘した。
【NY白金】
4月21日のNY白金(中心限月)は前営業日比46.40ドル安の2040.80ドルで終了。NYパラジウム(中心限月)は前営業日比28.10ドル安の1540.70ドルで終了。
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