為替レポート
週末10日のニューヨーク外国為替市場では、片山さつき財務相による年金基金の運用見直しに関する発言を受けた円買い・ドル売りが優勢となり、円相場は1ドル=161円台後半に上伸した。片山さつき財務相は10日の閣議後記者会見で、経済成長の果実が国民に波及するよう、「家計や年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)をはじめとする年金基金による、日本の金融資産へのさらなる投資を後押しする方策を追求したい」と述べた。海外市場では、世界最大規模の年金基金であるGPIFの国内投資が拡大するとの思惑から対主要通貨で円買いが活発化。円は対ドルで一時161円28銭まで急伸した。ニューヨーク市場では161円85銭で取引を開始後、片山氏の発言が改めて意識され円買い・ドル売りが活発になり、円は再び161円28銭まで上伸する場面もあった。ただ、米国とイランの軍事衝突が再開する中で、エネルギー価格の先行き不安や世界的なインフレ懸念が根強く、円買い・ドル売りの勢いは失速。取引後半は米長期金利の上昇もありドルが買われ、円は161円台後半に押し戻された。
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