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主要相場情報(為替・株式)

為替レポート

16日のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の低下などを背景に円買い・ドル売りが優勢となり、円相場は1ドル=154円台後半に上昇した。円買い・ドル売りが先行した海外市場の流れを引き継ぎ、ニューヨーク市場は154円60銭で取引を開始した。米労働省が朝方発表した11月の雇用統計によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月比6万4000人増と、市場予想(5万人増)を上回った。ただ、失業率は4.6%と、9月から0.2ポイント悪化した。10月の非農業部門就業者数は、政府部門の大幅減を背景に、前月比10万5000人減となった。一方、米商務省が発表した10月の小売売上高は前月比横ばいと、市場予想(0.1%増加)を下回った。変動の激しい自動車・同部品を除くと0.4%増加と、予想(0.3%増加)を上回った。一連の指標発表後、米長期金利が下げ幅を一段と拡大。市場はドル売りで反応した。ただその後、金利が一時上昇に転じた場面ではドルの買い戻しも見られた。S&Pグローバルが午前発表した12月の米製造業・サービス業購買担当者景況指数(PMI)速報値はいずれも前月から低下し予想を下回ったが、市場の反応は限られた。週後半に、11月の米消費者物価指数(CPI)の発表や日銀の金融政策決定会合を控え、様子見ムードも漂っていた。

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