為替レポート
週末6日のニューヨーク外国為替市場では、米雇用統計発表後に長期金利が上昇したことで、円売り・ドル買いが加速し、円相場は1ドル=144円台後半に下落した。ニューヨーク市場は、144円台前半で取引を開始。米労働省が朝方発表した5月の雇用統計によると、非農業部門の就業者数は前月比13万9000人増と、伸びは4月(14万7000人増)から小幅に鈍化。失業率は4.2%で横ばいだった。統計を受け、トランプ米大統領の高関税政策による急速な雇用情勢の悪化懸念が和らぎ、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ観測がやや後退。米長期金利の上昇を眺めて円売り・ドル買いが進み、円は一時145円09銭まで下落した。