基本的な注文
成行注文
価格を指定せずに、発注したときに市場で売買できる価格にて即時に取引を成立させる注文方法です。買注文は売気配、売注文は買気配で約定します。
例：売気配が5,000ポイントのときに買いの成行注文を出すと、5,000ポイントで約定します。
- ※ 成行注文につきましては、プレオープンおよび取引時間中の注文取消はできませんのでご注意ください。
ストリーミング注文
取引画面上に売り買い両方のレートが表示され、そのいずれかの価格部分を直接クリックして発注する注文方法です。実勢に近い水準での約定が期待されますが、注文が失効されることもあります。
指値注文
指定された価格またはそれより有利な価格で取引が成立する注文方法です。
例：「5,000ポイント以下で買い」の指値を出した場合、売気配が5,000ポイント以下になると、その価格で約定します。
逆指値注文
発注時に指定した価格以上に価格が上昇したときに即時約定させる買注文、または指定した価格以下に価格が下落したときに即時約定させる売注文です。
例：「6,000ポイント以上で買い」の逆指値注文を出した場合、買気配が6,000ポイント以上になると成行の買注文が注され、その時の売気配で約定します。
ストップリミット注文
発注時に指定した価格以上に価格が上昇したときに有効となる買指値注文、または指定した価格以下に価格が下落したときに有効となる売指値注文です。
例：ストップ価格6,000ポイント、リミット価格6,000ポイントの買ストップリミット注文を出した場合、買気配が6,000ポイント以上になると、「6,000ポイント以下で買い」の指値注文が有効になります。
※同値でのご設定を除き、ストップ価格を付けた時点で即座に約定範囲内となる指値価格はご設定いただけません。
組み合わせ注文
OCO 注文
買いの指値注文と買いの逆指値注文、または売りの指値注文と売りの逆指値注文という二つの注文をセットで発注し、一方が約定したらもう一方の注文が自動的に取り消される注文方法です。OCOは、One Cancel the Other の略称です。
IF Done 注文
新規注文（1次注文）が約定した時点で、その建玉の決済注文（2次注文）が有効となる注文方法です。
IF Done OCO 注文
新規注文（1次注文）が約定した時点で、その建玉を決済するOCO注文（2次注文）が有効となる注文方法です。
一括建玉決済注文
決済注文が発注されていない全ての建玉を一括で決済する注文方法です。なお決済対象の建玉のうち、両建てとなっている建玉に関しては建玉整理で決済され、それ以外は成行注文で決済されます。
※ 既に決済注文が発注済みとなっている建玉は一括建玉決済では決済されませんのでご注意ください。
留意事項
- 指値注文で発注された場合、必ずしも指定された価格と同じ価格で約定するとは限りません。相場の急変時や取引日をまたいだ場合など、より有利な価格で約定することがあります。また、気配数量の不足により全量が約定しない場合があります。未約定の指値注文は有効期限内は有効な注文として残ります。
- 買（売）逆指値注文は買気配が指定した価格以上（売気配が指定した価格以下）になったら成行で注文が発注され、その時の売気配（買気配）で約定します。買気配と売気配にはスプレッドがあるため、通常は指定した価格より不利な価格で約定します。また、相場の急変時や取引日をまたいだ場合など、指定価格と大きく離れた価格で約定することがありますのでご注意ください。
- ストリーミング注文の発注は、取引時間内のみ可能です。プレオープン時間内は行なえません。
- 指値・逆指値・IFD・OCO・IFDOCO注文の発注・変更・取消は、取引時間、プレオープン時間および週末（システムメンテナンス時間を除く）のみ可能です。成行注文の発注も同様に可能ですが、プレオープンおよび取引時間中の取消はできませんのでご注意ください。
- 一括建玉決済注文は保有建玉が取引時間内にある場合のみ発注できます。
- 新規・決済を問わず、発注の際は取引パスワードの入力が必要となります。取引パスワードを失念された際は、取引パスワードの再設定を行ってからでないと注文できません。
「FIFO」について
「FIFO」とは、「First In First Out（ファースト・イン・ファースト・アウト）」の略称です。 注文入力時に「FIFO」を選択されますと、新規・決済の区分を選択せずに発注を行うことができます。また、約定時に同一通貨ペアの売買に対する反対建玉を保有されている場合には、自動的に決済注文として認識され、その決済する建玉についても自動で指定されます。
「FIFO」での発注は、新規注文と決済注文の区別や決済建玉の選択がお客様のポジション状況に応じて自動的に決定されるため、ご使用になられる場合には、お客様が保有されている建玉をご確認いただき、十分にご注意ください。
≪日経225の買注文・10枚を成行で「FIFO」を選択して発注した場合の約定例≫
- 建玉を保有していない場合 ⇒ 日経225・買玉10枚が新規建玉として約定します。
約定前：保有建玉なし ⇒ 約定後：日経225・買玉10枚 - 日経225の買玉20枚を保有している場合 ⇒ 日経225・買玉10枚が新規建玉として約定します。
約定前：日経225・買玉20枚 ⇒ 約定後：日経225・買玉30枚 - 日経225の売玉20枚を保有している場合 ⇒ 保有していた日経225・売玉20枚のうち、約定日時の古い建玉順に10枚が決済されます。
約定前：日経225・売玉20枚 ⇒ 約定後：日経225・売玉10枚 - 日経225の売玉5枚を保有している場合 ⇒ 保有していた日経225・売玉5枚が決済され、日経225・買玉5枚が新規建玉として約定します。
約定前：日経225・売玉5枚 ⇒ 約定後：日経225・買玉5枚
- ※ 「FIFO」の新規・決済の区別は、その注文の“発注時”ではなく“約定時”に行われます。このため、「FIFO」で発注後にポジション状況が変化した場合は、それに応じて新規・決済の区別が行われますのでご注意ください。
- ※ ゆたかCFDの場合、証拠金不足が未解消の状態ではFIFO注文の発注はできませんのでご注意ください。