ゴムRSS(中心限月、日足)
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本日のゴムRSS3(中心限月)は、前営業日比10.9円安の356.5円で終了。大幅反落となっております。
中国当局が地方政府の債務対策として10兆元を投じると発表したものの、市場が期待していた直接的な景気刺激策は打ち出されなかったことで失望売りを浴び、11月14日に340.0円まで下げ、8月23日(339.0円)以来の安値を付ける場面もみられております。ただ、節目の340円を維持したことから、突っ込み売り警戒感が台頭。売り方のショート・カバー(買い戻し)を中心に買い拾われる中、本日は370.4円まで上昇する場面も見られるも、高値を維持出来ず。
産地タイの現物価格は下げ止まっては来ているものの、再度上昇している訳ではなく、国内市場は引き続き上海市場主導の動きが想定されます。10月8日の高値419.7円から11月14日の安値340.0円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%戻し水準370.4円辺りでは戻り売り圧力が強く、一目均衡表の雲レジスタンスになりつつある様ですが、雲の切り上がりに沿って上昇出来るか注目されそうです。370円を突破する様だと、半値戻し水準379.9円を意識した動きになって行くことも想定されます。
ゴムRSS市場指定倉庫在庫
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なお、JPXが集計した11月10日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は2093トンで、10月31日時点(2264トン)に比べて171トン減少しました。減少は20旬連続(入庫は337トン、出庫は508トン)。2017年6月10日時点(1932トン)以来の低水準が続いております(前年同時期の在庫は3692トン)。
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