米PCEデフレーター

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米商務省が11月27日に発表した10月米個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.3%上昇。市場予想と一致したものの、伸び率は前月(2.1%上昇)を上回り、3ヶ月ぶりに加速しました。価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数も2.8%上昇と、前月(2.7%上昇)から加速。

2022年に一時7%を超えていた総合指数の伸びは、FRBの物価目標である2%に近づいて来ております。ただ、内訳を見てみると家賃や保険料といったサービス価格の上昇は根強く、沈静化には時間が掛かる見通し。

物価の瞬間風速を映す前月比では総合指数が0.2%上昇(前月は0.2%上昇)、コア指数は0.3%上昇(前月は0.3%上昇)と、共に前月と変わらずでした。

 

四半期別 米GDP

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なお、同省が同日に発表した2024年7-9月期米実質GDP(国内総生産)の改定値は、季節調整済み年率換算で前期比2.8%増と、速報値(2.8%増)と変わらず。市場予想とも一致しております。プラス成長は10四半期連続。前期(3.0%増)からは伸びは鈍化したものの、堅調さを維持しております。GDPの約7割を占める個人消費は3.5%増でした(速報値は3.7%増)。

 

 

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