日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比141.03円安の3万8208.03円で終了となり、反落。
米国市場が感謝祭で休場となったものの、11月東京都区部消費者物価指数(CPI)が前年同月比2.2%上昇と、市場予想(2.1%上昇)を上回ったことから、日銀が12月の金融政策決定会合で追加利上げに動くとの観測が高まり、日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りが加速。円相場が心理的節目の150円を割り込む中、輸出関連株を中心に売り進められる場面も見られております。
安値で37986.97円を付けて、3営業日連続で38000円を割り込む場面もみられるも、引き続き終値では38000円を維持。企業の自社株買いや3月期決算企業の中間配当金の支払いに伴う、個人投資家による再投資が価格を下支えるとの見方が根強い中、安値は引き続き買い拾われた様です。
とは言え、25日平均線や200日平均線がレジスタンスとして意識される中、上値の重さも意識されております。本日は辛うじて75日平均線を維持したものの、一段と円高が進む様ですと、38000円を維持出来ずに一目均衡表の雲を下抜けて、2番底を付けた9月9日の安値35247.87円から10月15日の高値40257.34円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値押し水準37752.61円、次いで10月24日の安値37712.19円も割り込む様ですと、Wトップ型が意識され始め、一段安になる可能性がありそうです。その場合、短期的に61.8%押し水準37161.49円辺りまで下げることも想定されます。
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