NY白金(日足)

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先週のNY白金(中心限月)は、前週比21.0ドル安の954.1ドルで終了。下落に転じました。

11月19日に982.6ドルまで上昇する場面も見られるも、100日平均線を上抜くことが出来ず。その後は200日平均線を挟んだ揉み合いが続いていたものの、相関性の強い金相場の大幅安を受けて、11月25日に急落。トランプ次期米大統領がSNSに、中国やカナダ、メキシコに対して関税を強化すると投稿したことに嫌気された様で、11月26日に928.3ドルまで下げる場面も見られております。

11月19日は急反発となり、956.9ドルまで上昇する場面もみられたものの、相関性の強い金相場の上値が重くなる中、独自材料に乏しい白金もしばらくは上値の重い展開が続きそうです。

ただ、白金業界団体「ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)」は先週公表した最新の需給レポートで、初めて2025年の見通しを示し、3年連続で供給不足になると予測。中国の景気減速に伴う需要減退懸念は根強いものの、供給懸念が引き続き価格を下支えしそうです。なお、過去10年間(2014年~2023年)のNY白金(中心限月)を月別で見てみると、12月は3.7%上昇。年間で最も上げ易い月となっております。

 

 

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