ダウ工業株30種平均

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昨晩のダウ工業株30種平均は、前営業日比248.33ドル安の4万4765.71ドルで終了。

高値揉み合いが続く中、人工知能(AI)への期待からIT銘柄株を中心に買い進められて、12月4日に45073.63ドルまで一時上昇。史上初めて45000ドル台に乗せるなど、最高値を更新。ハイテク株中心のナスダック総合指数やS&P500種株価指数も最高値を更新しております。ただ、短期的な相場の過熱感や大台に乗せた達成感から、翌5日は反落となっております。

MACDの上昇力が鈍化し始めており、11月4日を起点としたアップ・トレンドを維持出来ない様だと、44000ドル辺りまで下げて来る可能性もありそうです。ただ、トランプ次期米大統領の関税政策など不透明要因はあるものの、トランプ次期米大統領が打ち出す減税や規制緩和に加えて、FRBの「利下げサイクル」により、米経済が「ソフトランディング(軟着陸)」出来るとの期待は根強い。また、季節要因的に「年末ラリー」が意識され易い中、引き続き押し目は買い拾われそうです。

目先は11月米雇用統計を受けて、12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)での追加利下げ観測が高まるか注目されます。市場では非農業部門就業者数は前月比20.0万人増と予測されており、ハリケーン被害やストライキの影響で低迷した前月(1.2万人増)から急回復する見通し。失業率は4.2%(前月は4.1%)と予測されております。

なお、最近のFRB高官の発言を受けて、FRBの「利下げサイクル」が続くとの見方が拡がる中、「FedWatch(フェドウォッチ)」(12月5日時点)によると、12月のFOMCでFRBが0.25%の利下げを行うとの見方は70.1%。据え置くとの見方は29.9%となっております。

 

 

 

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