世界の金ETFの金保有残高(月別)

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産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が12月9日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、11月末の世界の金ETF(上場投資信託)関連(195銘柄)の金保有残高は前月末比28.61トン減少の3215.05トンと、7ヶ月ぶりに減少に転じました。なお、年ベースでは前年末比10.55トン減少と、再びマイナスに転じましたが、2020年以来4年ぶりのプラスとなるか注目されます。

 

世界の金ETFの金保有残高(月別、前月比)

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地域別で見てみると、増加した地域は北米のみで、同0.75トン増加。5ヶ月連続で増加となり、月末の残高としては、2023年8月末(1683.68トン)以来の高水準となっております。
一方で、欧州は同26.35トン減と、3ヶ月連続で減少。アジアは同2.19トン減と、21ヶ月ぶりに減少に転じました。また、その他地域は同0.82トン減と、6ヶ月ぶりに減少しております。

銘柄別で見てみると、調査対象の195銘柄のうち、2024年11月は73銘柄が前月末から増加し、79銘柄が減少。43銘柄は変わらずでした。最も増加したのは「iShares Gold Trust(米国)」で前月末比12.61トン増加。一方で、最も減少したのは「SPDR Gold Shares(米国)」で同13.23トン減少。

 

世界の金ETF 地域別金保有量(月別)

2024年10月末

2024年11月末

前月末比

北米

1654.48トン 1655.23トン

0.75トン増

欧州

1314.29トン 1287.94トン

26.35トン減

アジア

209.72トン 207.52トン

2.19トン減

その他地域

65.17トン 64.35トン

0.82トン減

世界合計

3243.66トン 3215.05トン

28.61トン減

※WGCの資料を基に豊トラスティ証券作成

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