OPEC加盟国の原油生産量
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石油輸出国機構(OPEC)が12月11日に発表した月報によると、11月のOPEC加盟国の産油量は前月比日量10.3万バレル増加の日量2665.7万バレルと、2ヶ月連続で増加となりました。加盟12ヶ国中、増加した国は6ヶ国、減少した国は6ヶ国でした。
国別では、OPECの盟主であるサウジアラビアは前月比日量1.0万バレル減の日量896.3万バレル。リビアは前月比日量14.1万バレル増と、2か月連続で生産量が回復しております。
OPEC非加盟は前月比日量22.0万バレル増加の日量1400.8万バレルと、増加に転じました。ロシアは前月比日量0.7万バレル減の日量899.4万バレル。カザフスタンは前月比日量20.2万バレル増となっております。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」全体では前月比日量32.3万バレル増加の日量4066.5万バレルと、2ヶ月連続で増加しております。
OPEC加盟国の原油生産量
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2024年世界石油需要は前年比日量161万バレル増の日量1億0382万バレルとし、前月見通しから日量21万バレル下方修正。
2025年も前年比日量145万バレル増の日量1億0527万バレルと、前月見通しから日量30万バレル下方修正。共に5ヶ月連続で下方修正しております。
中国の需要については、2024年は前年比日量43万バレル増と、前月見通しから日量2万バレル引き下げ、5ヶ月連続で下方修正。2025年は前年比日量31万バレル増と、前月見通しから日量2万バレル引き下げております。中国は数十年にわたって石油消費を拡大してきたものの、輸送用燃料の需要が減少し始め、原油輸入は早ければ来年にもピークを迎えるとみられております。
OPECの世界原油需要見通し
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