NY金(中心限月、日足)
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先週のNY金(中心限月)は、前週末比60.3ドル高の2715.0ドルで終了。2週連続で上昇しております。
1月10日に昨年12月12日以来の2700ドル台を回復。一時2735.0ドルまで上昇する場面もみられたものの、週明けに急落。先週末に発表された昨年12月米雇用統計が市場を大幅に上回る内容になったことを受けて、FRBが利下げに慎重になるとの見方が拡大。一連の動きを背景に米長期金利が、一時4.799%と1年2ヶ月ぶり高水準を付けたことを受けて、「金利を生まない資産」である金を手放す動きが拡がった様です。
目先は、50日・100日平均線を維持出来るかが焦点となりそうです。割り込む様ですと、再度急落することも想定されますが、1月20日に就任式を控えるトランプ次期米大統領の経済や対外政策への懸念が再燃しており、安値は引き続き「安全資産」として買い拾われそうです。なお、恐怖指数とも呼ばれるVIX指数は。2024年は年間平均で15.5と投資家の不安心理が高まった状態とされる20を下回る水準を維持しましたが、1月13日時点で19.19と上昇しつつある様です。
NY金のネット・ロング
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なお、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、大口投機家のNY金のネット・ロングは1月7日時点で前週比7632枚増加の25万4911枚と、4週ぶりに増加に転じました。
内訳をみると、ロングは同8814枚増加の29万1721枚と、4週ぶりに増加に転じております。一方、ショートは同1182枚増加の3万6810枚と、同じく増加に転じております。
SPDRゴールド・シェアの金保有残高
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最後に、世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は1月10日時点で前週末比5.74トン増の876.82トンと、3週ぶりに増加に転じました。
一方、世界第2位の金ETFである「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」は前週末比変わらずの393.19トンでした。
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