ダウ工業株30種平均
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昨晩のダウ工業株30種平均線は、前営業日比68.42ドル安の43153.13ドルで終了。100日平均線を挟んだ揉み合いが続いていたものの、1月10日に急落。昨年12月米雇用統計が市場を上回る内容になったことを受けて、FRBが利下げに慎重になるとの見方が拡大。米長期金利が、一時4.80%と1年2ヶ月ぶり高水準を付ける中、株式の相対的な割高感が嫌気された模様。週明け13日に41844.89ドルまで下げる場面もみられたものの、安値は買い拾われております。
その後、1月15日に急伸。昨年12月米消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.9%上昇と、3ヶ月連続で加速。一方で、変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は同3.2%上昇と、伸び率は前月(3.3%上昇)からやや鈍化したため、FRBの利下げペースが鈍化するとの懸念がやや後退。見直し買いが入った様です。
米銀大手4社が発表した昨年10-12月期決算はいずれも大幅増益や黒字転換を記録したことも創刊された模様。一時43323.49ドルまで上昇する場面も見られるも、50日平均線を上抜くことは出来ず。翌16日は反落となっております。
いよいよトランプ2.0(第2次トランプ政権)が1月20日から始動。トランプ氏の発言に一喜一憂する展開となりそうですが、関税引き上げによる世界経済の混乱や、米中貿易戦争が一段と激化するとの懸念が強まれば、投資家のリスクオフ姿勢が強まりそうです。
100日平均線を維持出来ない様だと、再度42000ドルを割り込む可能性がありそうですが、トランプ次期米政権が政策として挙げている景気刺激的な政策により、米景気の拡大が続き、企業業績の増益基調が続くとの見方は多いだけに、安値は買い拾われることが想定されます。
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