NYMEX白金認証在庫

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第2次トランプ米政権が、すべての国からの輸入品に一律で関税を課すとの見方が拡がる中、米国に輸入される貴金属にも関税が掛けられるのではないかとの思惑が市場で拡がっている模様。NYMEXの白金価格(中心限月)を白金スポット価格で引いた値であるスワップ(EFP)レートが20ドルを上回るなど、現物価格と先物価格との乖離が拡大。

そのため、ロンドン市場から在庫が引き出される中、NYMEXの白金認証在庫は増加傾向にあり、CMEのデータによると1月17日時点で9.63トンと、前営業日比0.50トン増加。3営業日連続で増加するなど、2022年7月19日(9.79トン)以来の水準を回復しております。なお、昨年末比では1.23トン増加。

また、白金の1ヶ月物リースレートは1月21日時点で6.98%。昨年12月上旬は1%前後で推移していたものの、昨年末から上昇し始め、1月10日に10%を超える場面もみられるなど高止まりが続いており、現物需要が旺盛なことが示唆されております。

 

ドル建て白金 EFPレート

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