NY白金(日足)
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先週のNY白金(中心限月)は、前週比6.6ドル高の972.1ドルで終了。上昇に転じております。
1月16日に938.5ドルまで下げる場面もみられたものの、翌17日に急反発。16日から22日まで4営業日続伸。トランプ2.0(第2次トランプ政権)が1月20日に始動。トランプ米大統領は就任初日に、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」からの再離脱を命じ、電気自動車(EV)普及策も撤回。バイデン前政権が掲げた2030年に米国内で販売する新車の半数をEVなどの電動車にする目標から方針を180度転換したため、自動車触媒需要が拡大するとの思惑から買いを集め、24日に984.7ドルまで上昇する場面も見られております。
トランプ米大統領が1月22日にSNSへの投稿で、ロシアによるウクライナ侵略について「今すぐ決着をつけ、このばかげた戦争を止めろ。悪化する一方だ」と停戦を要求した上で、「直ぐに取引しないなら、高水準の関税、制裁を科す以外に選択肢はない」と警告したため、同じ白金族であるパラジウムが急伸。昨年12月11日以来の1000ドル台を回復したことも好感された模様。
相関性の強い金や同じ白金族であるパラジウムと比べて、上値の重い展開が続いておりますが、200日平均線を上抜く様ですと、再度1000ドル超えを試す展開になって行きそうです。
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