香港経由で中国が輸入した金輸入量(ネット、年別)
↓クリックすると拡大します↓
香港政府統計局の発表によると、2024年に香港経由で中国が輸入した金輸入量(ネット)は前年比32.6%減少の324.62トンでした。4年ぶりに減少に転じ、2020年以来の低水準に留まっております。なお、昨年12月は前年同月比89.6%減少の5.256トンでした。中国は上海や北京経由でも金を輸入しており、香港の統計は中国の金購入の全体像を示していない可能性があります。
◆2024年中国金需要、前年比9.58%減
中国黄金協会によると、2024年中国金需要量は前年比9.58%減の985.31トンだった模様。金価格が高騰する中、宝飾品需要が減少した様です。
内訳は、宝飾品需要は同24.7%減の532.02トンにとどまった一方、投資(バー・コイン)需要は同24.5%増の373.13トンとなっております。工業用は同4.12%減の80.16トン。
金生産量は同2.85%増の534.11トン。そのうち、国内原料による生産量は同0.56%増の377.24トン、輸入原料による生産量は同8.83%増の156.86トンでした。
なお、2024年は金鉱探査で一連の進展があり、山東省莱州市の三山島など24鉱山で新たに合計1570トンの資源量が確認されたほか、遼寧省蓋州市の大東溝地区で低品質ながら資源量が推定1000トン超の大型の金鉱が発見されております。
香港経由で中国が輸入した金輸入量(ネット、月別)
↓クリックすると拡大します↓
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。