トランプ米大統領は2月3日に、国境を接するカナダとメキシコからの輸入品に対する25%の関税実施を1ヶ月延期すると発表しました。両国首脳とそれぞれ電話会談し、不法移民と合成麻薬フェンタニルの米国流入防止に向けて、国境警備を強化することで合意。今後、一段の対策強化を協議するとしております。トランプ氏はSNSに、「全ての米国民の安全確保は大統領の責務だ。最初の成果をうれしく思う」と投稿しております。
メキシコとの間では、同国が米国との国境に約1万人の人員を即座に派遣するほか、貿易と安全保障に関する協議を行うことで一致。米国はメキシコへの武器密輸防止に取り組む模様。
カナダはフェンタニル対策の責任者を任命し、薬物を扱う犯罪組織をテロ組織に認定。国境を24時間監視するとしております。また、両国は米国と共同チームを立ち上げて対策に努めることも確認。これらの取り組みを受け、米国が関税発動を少なくとも30日間延期することが決定しました。
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