世界の金ETF 金保有残高

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今週末に発行されるレポートからの抜粋になります。

産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が4月6日に公表した「Gold-Backed ETF FLOWS」によると、2022年3月末の世界の金ETF(上場投資信託)関連(160銘柄)の金保有残高は前月末比185.39トン増加の3835.90トンで、3ヶ月連続で増加。増加幅は2016年2月(同206.38トン増)以来の大きさ。月末の残高としては2020年10月(3908.66トン)以来の高水準となりました。

世界の金ETF 金保有残高

2022年2月末

2022年3月末

前月末比

北米

1,872.03トン

1,972.78トン

100.76トン増

欧州

1,594.89トン

1,675.59トン

80.70トン増

アジア

122.56トン

125.08トン

2.53トン増

その他地域

61.04トン

62.44トン

1.41トン増

世界合計

3,650.51トン

3,835.90トン

185.39トン増

                          ※WGCのデータを基に豊トラスティ証券作成

地域別で見てみると、全地域で増加。最も増加したのは北米で同100.76トン増加となり、3ヶ月連続で増加となっております。

欧州は同80.70トン増となり、5ヶ月連続で増加。アジアは同2.53トン増となり、3ヶ月ぶりに増加に転じました。その他地域は同1.41トン増でした。ウクライナ情勢が緊迫化する中で、「インフレヘッジ」や「安全資産」として金を保有する動きが強まった様です。

銘柄別では、最も増加したのは「SPDR Gold Shares(米国)」で同62.35トン増加。一方で、最も減少したのは「Xtrackers Physical Gold ETC EUR(ドイツ)」で同13.11トン減少しております。

 

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