NY白金(日足)

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先週のNY白金(中心限月)は、前週比22.9ドル安の1020.8ドルで終了。3週ぶりに下落に転じました。

相関性の高い金相場の上昇が続く中、1月29日から1月31日まで3営業日続伸となり、昨年11月5日以来の1000ドル台を回復。2月3日に1046.7ドルまで上昇する場面も見られたものの、節目の1050ドルを突破出来ず。

急ピッチな上昇に対する警戒感に加えて、トランプ米政権が計画するカナダとメキシコに対する25%の追加関税発動が迫る中、世界景気の先行き不安から投資家のリスクオフ姿勢が強まり、一転して996.6ドルまで下げる場面も見られております。翌4日に989.8ドルまで下げる場面も見られたものの、終値では1000ドルを維持。トランプ米政権がメキシコ、カナダに対する追加関税の発動を1ヶ月先送りにすると発表したことから、投資家のリスクオフ姿勢がやや弱まった様です。安値は買い拾われるなど、底堅い展開が続いております。

ただ、トランプ米政権は、中国に対しては予定通りに追加関税を発動。それに対し、中国も報復措置を行うなど、早くも貿易戦争が激化しそうな気配が出始めております。今週も「トランプ発言」巡り、相場の振幅が大きくなりそうです。トランプ米大統領と習近平国家主席が近く電話協議すると見られており、その結果次第で上下どちらにも動く可能性がありそうです。

テクニカル的には相対力指数(RSI)は60%と、買われ過ぎ感は無い様に見えます。また、MACDの上昇が続いているだけに、引き続き昨年10月30日の高値1064.6ドル超えを試す動きが続くか注目されます。

 

 

 

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