金標準(中心限月、日足)
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昨晩のNY金(中心限月)は1984.7ドルで終了。MACDがゴールデン・クロスとなる中、一時1985.8ドルまで買い進められるなど、3月8日の高値2078.8ドルから3月16日の安値1895.2ドルの下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値戻し水準1983.6ドルを上回って終了しました。
現在、取引されている時間外取引は軟調な地合いとなっておりますが、1980ドル台を維持出来る様だと、再度2000ドル超えを試す展開が想定されます。
国内に目を向けると、JPXの金標準(中心限月)は、高値で8014円を付けて一時8000円台に乗せるなど、最高値を更新しております。ドル建て金価格が高止まりしている上に、円安基調が続いているため、割安感を意識した買いが集まり易くなっている様です。
大台に乗せた達成感から現在は買い方の利喰いが先行している感じですが、米ドル・円は節目の125円を突破。日米の金融政策の違いから、今後も円安基調が続くとの見方は多く、円建て金価格は、なお上値余地がありそうです。
SPDRゴールド・シェアの金保有残高
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世世界最大の金ETFである「SPDRゴールド」の金保有残高は前営業日比11.32トン増の1104.42トンとなり、昨年2月24日(1106.36トン)以来の水準を回復。昨年末比128.76トン増加となっております。
ウクライナ有事が長期化する中で「安全資産」として買う向きや、「インフレヘッジ」として金を保有する動きが続いている様です。
なお、今晩は欧州中央銀行(ECB)定例理事会が予定されております。
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