NY金(中心限月、日足)

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先週のNY金(中心限月)は、前週末比20.3ドル高の3021.4ドルで終了。3週連続で上昇しております。

3月11日から20日まで8営業日続伸。14日に史上初めて3000ドルを突破。その後も連日で最高値を更新する中、20日に3065.2ドルまで上昇する場面も見られております。米著名投資家のジェフリー・ガンドラック氏は金価格が4000ドルを目指すと予測。豪銀大手ANZも金価格見通しを引き上げるなど、強気な見通しが多くなって来ている様です。

ただ、テクニカル的にMACDの上昇が一服し始めていることに加えて、3000ドルの大台に乗せた達成感から、買い方の利喰い売りが出易くなっている様です。

とは言え、トランプ米政権の関税政策や米政府効率化省(DOGE)による政府支出の大幅削減に伴う米景気の減速懸念が強まっていることに加えて、中東の「地政学リスク」が再度高まる中、「安全資産」として金が選好される動きが続いている模様。世界最大の金ETFである「SPDRゴールド」の金保有残高が3月21日に急増した様に、金ETFの金保有残高は増加傾向が続いております。

四半期末を控えて、今週はファンドのポジション調整の動きが強まることも想定されますが、引き続き3000ドル台を維持出来るか注目されます。

 

SPDRゴールド・シェアの金保有残高

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最後に、世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は3月21日時点で前週末比24.10トン増加の930.51トンと、2週連続で増加。

一方、世界第2位の金ETFである「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」は前週末比0.41トン増加の424.47トンと、8週連続で増加しております。

 

 

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