ロイター通信によると、米金融大手ゴールドマン・サックスは3月26日付レポートで、予想を上回る金ETF関連への投機資金の流入と中央銀行の旺盛な需要を背景に、2025年末の金価格を1オンス=3300ドルと予測。従来見通し(3100ドル)から引き上げました。予想レンジも従来の見通しの3100ドル~3300ドルから、3250ドル~3520ドルに引き上げております。
アジアの主要中央銀行は、外貨準備に占める金の比率を目標値まで引き上げるため、今後3~6年間、急速なペースで金を購入し続ける可能性が高いとしております。また、FRBによる利下げ期待から、金ETF関連に投機資金が流入しているとしております。
米金融大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)も3月26日付レポートで、米通商政策がもたらす不確実性が引き続き金相場を支援するとして、2025年末の金価格を1オンス=3063ドルと予測。従来見通し(2750ドル)から引き上げております。また、2026年も3350ドル(従来見通しは2625ドル)に上方修正しております。また、投資需要が10%増えれば、今後2年以内に3500ドルまで上昇する可能性もあるとしました。
バンカメによると、各国中央銀行の外貨準備高に占める金の比率は約10%にとどまっており、将来的に30%を超える可能性があり、金相場を押し上げる要因になるとしております。
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