ゴムRSS(中心限月、日足)

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先週末のゴムRSS3(中心限月)は、前営業日比0.5円安の297.6円で終了。

トランプ米大統領が4月2日に発表した「相互関税」が市場の想定以上に厳しい内容になったことを受けて、投資家のリスクオフ姿勢が強まり、4月3日から7日まで3営業日続落。7日は昨年3月6日以来の300円割れで終了。トランプ米政権の「相互関税」を巡り、米中が報復措置をエスカレートさせる中、その後も乱高下が続き、9日に281.0円まで下げる場面も見られております。その後、翌10日は急反発となったものの、終値で300円台を回復出来ず。

2週間で大幅な下げを演じたことに加えて、相対力指数(RSI)が節目の30%前後で推移する中、今週は引き続き300円台に戻せるかが焦点となりそうです。

とは言え、トランプ米政権は4月3日に自動車関税を発動。自動車触媒向け需要が鈍化するとの懸念が出始めております。また、トランプ米政権の「相互関税」を巡り、米中が報復措置をエスカレートさせる中、「貿易戦争」が激化し、世界景気が後退するとの警戒感に加えて、円高基調も強まっているだけに、反発場面では 戻り売り圧力が強まりそうなだけに、仮に反発に転じても短期的なものに留まることが想定されます。

なお、JPXが集計した3月31日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は4074トンで、3月20日時点(4017トン)に比べて57トン増加しました(入庫は476トン、出庫は419トン、前年同時期の在庫は9395トン)。

 

生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫

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