トランプ米大統領は4月17日に、SNSにFRBのパウエル議長の利下げ判断が「遅すぎる」と批判し、「彼には不満だ」と明言。「一刻も早く解雇すべきだ」と投稿。その後、ホワイトハウスで記者団に対して、パウエル氏は「私が求めれば、辞任する」と述べた上で、「金利は今下げるべきだ」との主張を繰り返し、パウエル氏は「政治的な駆け引きをしている」との見方を示しました。

なお、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、トランプ氏は数ヶ月間、パウエル氏の解任を検討しており、後任候補にはウォーシュ元FRB理事が挙がっている模様。

ただ、パウエル氏は2026年5月の任期を全うする考えを重ねて強調。4月16日のイベントでも、「FRBの独立性は法の問題だ。我々は解任出来ない」と述べております。

また、政治専門紙ポリティコによると、ベッセント財務長官はホワイトハウス関係者に対して、パウエル氏を解任しようとすれば、金融市場が不安定化するリスクを冒すと繰り返し警告していると報じております。

 

 

 

 

 

 

 

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