日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比170.52円高の35039.15円で終了となり、続伸。4月3日以来の35000円を回復しております。トランプ米大統領が、対中追加関税についてゼロにはならないものの、現状の145%からは下がるだろうと発言。また、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)電子版が、米政権が対中関税の大幅引き下げを検討していると報じたことから、投資家心理が改善した様です。ベッセント財務長官が日米財務相会談で、「為替の目標水準」を議題にしないと明言したことも好感された様で、一時35287.95円まで上昇する場面も見られております。

その後は、大台10に乗せたことで買い方の利喰い売りに押された様ですが、テクニカル的にMACDの上昇が続く中、本日は切り下がってきた25日平均線を上抜いただけに、3月26日の高値38220.69円から4月7日の安値30792.74円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の61.8%戻し水準35383.21円を意識した動きが続くか注目されます。

◆3月企業向けサービス価格、前年同月比3.1%上昇

日銀が発表した3月企業向けサービス価格指数(速報値、2020年平均=100)は109.7と、前年同月比3.1%上昇。伸び率は前月から微減となったものの、人件費の転嫁が堅調に進み、49ヶ月連続でプラスとなっております。調査対象の146品目中、価格が上昇したのは112品目、下落したのは18品目でした。

◆赤沢経済再生相、4月30日に訪米

時事通信社によると、赤沢経済再生担当相は4月30日に訪米し、トランプ米政権の関税措置を巡り2回目の担当閣僚協議に臨む方針を固めた模様。一連の関税措置の見直しを求める日本と、対日貿易赤字の削減などを主張する米国との間で交渉が進むかか注目されます。

4月16日に行われた1回目の協議では、赤沢氏はベッセント財務長官らとの交渉を想定して渡米。ただ、トランプ米大統領が直前に協議への参加を表明し、赤沢氏はホワイトハウスで約50分間、トランプ氏らと会談。その後の閣僚級協議も経て、日米は可能な限り早期に関税交渉の合意を目指すことなどで一致しました。

 

 

 

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