米個人消費支出(PCE)物価指数

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米商務省が4月30日に発表した3月米個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.3%上昇。伸び率は前月(2.7%上昇)を下回り、昨年9月(2.1%上昇)以来の低水準となっております。ただ、FRBが目標としている2%は引き続き上回って推移しております。市場予想は2.2%上昇でした。価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は2.6%上昇と、伸び率は前月(3.0%上昇)から鈍化。

物価の瞬間風速を映す前月比では総合指数が前月と変わらず(前月は0.4%上昇)、コア指数も前月と変わらずでした(前月は0.5%上昇)。

なお、同省が同日に発表した2025年1-3月期米実質GDP(国内総生産)速報値は、季節調整済み年率換算で前期比0.3%減。関税の引き上げを控えた駆け込み輸入が影響し、前期(2.4%増)から大きく押し下げられ、2022年1-3月期以来3年ぶりのマイナス成長となっております。

トランプ米政権の関税引き上げを控えた駆け込みで輸入が41.3%増と急拡大し、成長率を押し下げた模様。輸出は1.8%増にとどまっております。GDPの約7割を占める個人消費は1.8%増と、前期(4.0%増)から鈍化。一方、設備投資は9.8%増(前期は3.0%減)と好調でした。

 

 

四半期別 米GDP

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