NY白金

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先週のNY白金(中心限月)は、前週比6.8ドル安の966.1ドルで終了。2週連続で下落しております。

トランプ米大統領が米タイム誌とのインタビューで、米国の関税政策を巡り、中国の習近平国家主席から電話があり、中国との関税交渉が進行中だと述べたことが好感されて、4月28日に1000.7ドルまで上昇し、4月3日以来の1000ドル台にタッチする場面もみられたものの、引き続き一目均衡表の雲や2月13日を起点としたダウン・トレンドがレジスタンスとして意識される中、終値で1000ドル台を回復することは出来ず。その後、中国側が「米国といかなる協議も交渉もしていない」と否定したことを受けて、戻り売りを浴びる中で5月5日まで5営業日続落。200日平均線を割り込み、5月5日に957.0ドルまで下げる場面も見られております。

ただ、節目の950ドルを維持したことに加えて、相関性の強い金相場の急伸を受けて、6日は急反発。200日平均線を上回り、993.9ドルまで上昇する場面も見られております。

今週も、引き続き米中貿易協議の進展状況が注目されそうです。また、FOMC(米連邦公開市場委員会)声明後の記者会見で、パウエルFRB議長が今後の利下げについてどこまで言及するかも焦点となりそうです。とは言え、月半ばに最新の需給統計が発表されることに加えて、テクニカル的にMACDは揉み合いを示唆していることから、引き続き950-1000ドルのレンジで推移することが想定されます。

 

 

 

 

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