米国産コーン需給
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◆コーン
米農務省(USDA)は5月12日に発表した5月需給報告で、初めて新穀となる2025-2026年度の予測を公表。米国産コーンの期末在庫は18億ブッシェルとし、前年度(14億1500万ブッシェル)から3億8500万ブッシェル増加すると予測。ただ、市場予想平均(20億2000万ブッシェル)は下回りました。2019-2020年度以来、6年ぶり高水準になる見込み。
供給面は、作付面積が前年度比470万エーカー増加の9530エーカーと、2013-2014年度以来の高水準、イールドは同1.7ブッシェル増の181.00ブッシェルと、過去最高になると予測。生産高は同9億5300万ブッシェル増の158億2000万ブッシェルと、2023-2024年度を上回り、過去最高となる見通し。
需要面は、飼料その他が同1億5000万ブッシェル増、輸出高が同7500万ブッシェル増となる見込み。エタノール需要は前年度から据え置いております。総需要は同2200万ブッシェル増の154億6000万ブッシェルと予測。
旧穀となる2024-2025年度については、供給面は前月の数字で全て据え置き。需要面では輸出高を5000万ブッシェル上方修正しております。
2025-2026年度世界コーンの期末在庫は2億7784万トンと、前年度(2億8729万トン)を下回ると予測。市場予想平均(2億9736万トン)も下回っております。
生産高は12億6498万トンと、前年度(12億2128万トン)から増加すると予測。国別では、米国は4億0185万トン(前年度は3億7763万トン)、アルゼンチンは5300万トン(同5000万トン)、ブラジルは1億3100万トン(同1億3000万トン)、ウクライナは3050万トン(同2680万トン)、中国は2億9500万トン(同2億9492万トン)と、いずれも前年度から増加する見込み。中国の輸入高は1000万トンと予測(前年度は800万トン)。
米国産コーンの需要
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◆大豆
2025-2026年度の米国産大豆の期末在庫は2億9500万ブッシェルとし、前年度(3億5000万ブッシェル)から5500万ブッシェル減少すると予測。市場予想平均(3億6200万ブッシェル)も下回りました。2022-2023年度以来、3年ぶり低水準に留まる見込み。
供給面は、作付面積が前年度比360万エーカー減少の8350エーカー、イールドは同1.8ブッシェル増の52.5ブッシェルと、過去最高になると予測。生産高は同2600万ブッシェル減の43億4000万ブッシェルと、前年度を下回る見通し。
需要面は、圧砕高が7000万ブッシェル増、輸出高は3500万ブッシェル減となる見込み。総需要は同3100万ブッシェル増の44億1500万ブッシェルと予測。
旧穀となる2024-2025年度については、供給面は前月の数字で全て据え置き。需要面では輸出高を2500万ブッシェル上方修正しております。
2025-2026年度世界大豆の期末在庫は1億2433万トンと、前年度(1億2318万トン)を上回ると予測。ただ、市場予想平均(1億2602万トン)は下回っております。
生産高は4億2682万トンと、前年度(4億2087万トン)から増加すると予測。国別では、ブラジルは1億7500万トンと(前年度は1億6900万トン)、中国は2100万トン(同2065万トン)と、増加すると見込んだ一方、アルゼンチンは4850万トン(同4900万トン)、米国は1億1812万トン(同1億1884万トン)と、減少する見通し。中国の輸入高は1億1200万トンと予測(前年度は1億0800万トン)。
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