中国の主要経済指標
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中国国家統計局は5月19日に主要経済指標を発表。
4月中国社会消費品小売総額(小売売上高)は前年同月比5.1%増と、伸び率は前月(5.9%増)から鈍化。全体の1割を占める飲食店収入は5.2%増でした。
4月中国鉱工業生産は同6.1%増と、前月(7.7%増)から大幅に鈍化。トランプ米政権の関税政策の影響が出た模様。
幅広い投資動向を示す2025年1-4月期中国都市部固定資産投資は前年同期比4.0%増と、1-3月期(前年同期比4.2%増)からやや鈍化。
政府が景気の下支え役と位置づけるインフラ投資は前年同期比5.8%増と、1-3月期(同5.8%増)と変わらず、民間企業の投資は同0.2%増と、1-3月期(0.4%増)からやや鈍化しました。製造業の投資は前年同期比8.8%増(1-3月期は同9.1%増)。
不動産販売額は同10.3%減と、1-3月期(同9.9%減)からマイナス幅が拡大。不動産市場は冴えない状況が続いております。なお、4月中国都市部失業率は5.1%と、前月(5.2%)から0.1ポイント改善しております。
なお、同局は直近の景気について、「外部の影響が大きくなった」と説明し、米関税が経済に打撃を与えているとの認識を示しました。中国政府は今月、景気下支えのため、政策金利の引き下げを含む金融緩和策に踏み切っております。
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