もうはまだなり、まだはもうなり

スイスの金輸出量

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スイス連邦統計局によると、4月スイス金輸出量（速報値）は前年同月比15.8％減少の103.97トンと、6ヶ月ぶりにマイナスに転じました。米国への輸出が急減する中、前月（150.40トン）を下回り、昨年10月（90.22トン）以来の低水準にとどまっております。ただ、4月のドル建て金価格の平均値は3228.41ドル。史上初めて3500ドル台に乗せる場面も見られたものの、需要は堅調だったようです。2025年1-4月期累計では前年同期比8.2%増加の687.02トン。

国別では、中国への輸出は17.36トンと、同52.5％減少。15ヶ月連続でマイナスとなったものの、昨年11月（15.70トン）以来の高水準。香港は６．１４トンと、同20.3％減少。7ヶ月連続でマイナスとなったものの、昨年９月（６．６４トン）以来の高水準となっております。

インドは8.58トンと、同65.1％減少。4ヶ月連続でマイナスとなったものの、昨年12月（8.98トン）以来の高水準でした。また、トルコは同21.9%増の12.08トンと、2023年８月（14.90トン）以来の高水準。タイは同34.4％増の10.45トンと、5ヶ月ぶりにプラスに転じ、昨年１月（11.19トン）以来の高水準となっております。

シンガポールは同23.1%減の2.20トンと、4ヶ月連続でマイナスとなったものの、昨年12月（2.00トン）以来の高水準、サウジアラビアは同40.9%減少の4.02トンと、4ヶ月連続でマイナスとなったものの、昨年12月（5.78トン）以来の高水準でした。日本への輸出は無かった模様（前年同月は0.20トン）。

国別　スイスの金輸出量（前年同月の比較）

※豊トラスティ証券作成

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