国別 米国債保有額

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米財務省が6月18日に発表した米国際資本収支統計(季節調整前)によると、4月の海外投資家の米国債保有額は9兆0134億ドルでした。過去最高となった前月から361億ドル減少。4ヶ月ぶりに減少に転じたものの、トランプ米大統領による関税政策を巡る混乱にもかかわらず、大量の売りは出ていなかったようです。

国別で見てみると、米国債の3大保有国で、残高首位の日本は1兆1345億ドルと、前月比37億ドル増加。4ヶ月連続で増加となっております。2位の英国は同284億ドル増の8077億ドルと、同じく4ヶ月連続で増加。

一方で、前月に3位に後退した中国は同82億ドル減の7572億ドルと、2ヶ月連続で減少。保有額は2009年2月(7442億ドル)以来の低水準となっております。米中対立が再燃する中、中国は外貨準備で抱えるドル建て資産を減らす動きを続けている模様。

なお、インドは同74億ドル限の2325億ドルと、4ヶ月ぶりに減少に転じました。最近米国債の購入を増やしているトルコも同88億ドル減の71億ドルと、2ヶ月連続で減少。

 

米国債保有額の割合

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