IMFの世界経済成長見通し
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国際通貨基金(IMF)は7月29日に、最新の世界経済見通しを公表。2025年世界成長率を3.0%と予測。前回4月時点の見通しから0.2ポイント引き上げております。米国の関税率が、当初発表より低下することが理由。ただ、2024年(3.3%)から減速する見通し。2026年は3.1%に上方修正(4月時点の見通しは3.0%)
IMFは上方修正の理由として、米国の関税発動を控えた駆け込み的な貿易増加や、米関税率の想定を4月時点の24%程度から約17%へ引き下げたことに加え、ドル安進行による国際的な金融条件の緩和を挙げております。グランシャIMFチーフエコノミストは、関税ショックが「当初の懸念ほど深刻ではないようだが、世界経済に打撃を及ぼしている」と警告。「世界経済へのリスクは依然下振れだ」と強調しました。
国別 IMFの経済成長見通し
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国・地域別(2025年)で見てみると、米国は1.9%と予測。4月時点から0.1ポイント上方修正。貿易交渉の結果として関税率が低下することや、先日成立した大型減税関連法による企業投資の促進を反映したとしております。2026年は2.0%と予測(同1.7%)。
ユーロ圏は1.0%と予測。4月時点から0.2ポイント引き上げた。2026年は1.2%と予測(同1.2%)。
中国は4月時点から0.8ポイント引き上げて4.8%と予測。2026年も4.2%と、0.2ポイント引き上げております。今年前半の景気が予想より強かったほか、米国が対中関税を大きく下げたことも成長を押し上げるとしております。ただ、今年の政府目標の「5%前後」は下回る見通し。
日本は0.7%と予測。4月時点から0.1ポイント上方修正。2026年は0.5%と、0.1ポイント引き下げております。
なお、7月下旬に公表された米政府と日本・欧州連合(EU)との関税合意は今回の試算には反映されていないとしております。
IMF、成長率見通し
2024年 |
2025年 |
2026年 |
|
世界全体 |
3.3% | 3.0%(+0.2) |
3.1%(+0.1) |
米国 |
2.8% | 1.9%(+0.1) |
2.0%(+0.3) |
ユーロ圏 |
0.9% | 1.0%(+0.2) |
1.2%(0.0) |
英国 |
1.1% | 1.2%(+0.1) |
1.4%(0.0) |
中国 |
5.0% | 4.8%(+0.8) |
4.2%(+0.2) |
インド |
6.5% | 6.4%(+0.2) |
6.4%(+0.1) |
日本 |
0.2% | 0.7%(+0.1) |
0.5%(-0.1) |
※豊トラスティ証券作成、カッコ内は4月時点からの修正幅
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