米ドル・円

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米ドル・円は、イベントを控えて様子見姿勢が強まる中、概ね147円台で揉み合う展開が続いております。

目先はカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で、8月22日に講演する予定のパウエルFRB議長の発言に注目が集まりそうです。昨年の講演では「政策を調整すべき時が来た」と述べ、9月の利下げを示唆。その後、9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で4年半ぶりの利下げを決定しました。

9月のFOMCまでに、複数の重要指標の発表が控えているものの、インフレ再燃への警戒感が後退する中、労働市場の鈍化を踏まえてパウエル議長が9月に利下げを再開する可能性について、どこまで踏み込んだ発言をするかが焦点となります。

CMEが公表している「FedWatch(フェドウォッチ)」(8月20日時点)によると、9月のFOMCでFRBが利下げを行うとの見方は8割強を依然占めているだけに、「今後のデータ次第」と従来からの見解を繰り返した場合、市場はタカ派的と受け止める可能性がありそうです。利下げ期待が後退するようですと、200日平均線を上抜いて、心理的節目の150円に迫る可能性もありそうです。

ただ、FRBのウォラー理事、ボウマン副議長(金融規制担当)をはじめ、複数のFRB高官が9月の利下げを示唆する中、FRBによる早期利下げ期待は維持されるとの見方が多い上に、日銀による年内の利上げ観測も根強く、市場の落ち着きと共に円が買い戻されそうです。

一方で、パウエル議長が従来よりも踏み込んだ発言を行えば、日米金利差の縮小を見込んだ円買いドル売りの動きが強まり、120日平均線や90日平均線割れを試すことが想定されます。パウエル議長が現状の雇用環境について、どのような認識を示すかが焦点となりそうです。

最後に、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、大口投機家のIMM通貨(円)のネット・ロングは8月12日時点で前週比7772枚減少の7万4234枚と、3週連続で減少。ただ、依然として買い越し幅は高水準となっております。

 

IMM円のネット・ロング

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