中国新規人民元建て銀行融資
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中国人民銀行(中央銀行)が発表した統計によると、8月中国新規人民元建て銀行融資は5887億元でした(前年同月は9030億元)。マイナスとなった前月(490億元のマイナス)からは持ち直したものの、市場予想(8000億元)を大きく下回っております。不動産市場の長期低迷や、政府による過剰生産能力の抑制策が融資需要を引き続き圧迫している模様。
マネーサプライM2は前年同月比8.8%増と、前月(8.8%増)と変わらず(市場予想は8.7%増)。M1は6.0%増と、前月(6.0%増)から伸び率が加速しております。
中国の最優遇貸出金利(LPR)と政策金利
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◆中国、企業向け貸出金利4ヶ月連続で据え置き
中国人民銀行(中央銀行)は9月22日に、企業向け貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(LPR)1年物を3.0%、住宅ローン金利の目安となるLPR5年物を3.5%で据え置くと発表しました。据え置きは4ヶ月連続。米中貿易摩擦で高まる景気減速への懸念に対応するため、5月に引き下げた効果を見極めるためとみられております。。
中国の都市部失業率
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◆8月中国若年失業率、17.8%に上昇
中国国家統計局が9月17日に発表した8月中国都市部における学生を除く16~24歳の若年者の失業率は18.9%と、前月(17.8%)から上昇。現役学生を統計の調査対象から外した2023年12月以降では、最も高い水準となっております。
中国の大学卒業シーズンである6月に、過去最多となる1222万人の大学生や大学院生が卒業・修了したとみられておりますが、就職先が決まらないまま学生が卒業して職探しを続けたため、失業率を押し上げた模様。なお、学生を除く25~29歳の失業率は7.2%(前月は6.9%)、30~59歳の失業率は3.9%(前月は3.9%)でした
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